Concept

うたかた煌り(きらり)

勤務する職場が同じだったことが、出会いとお付き合いのきっかけだったおふたり。
お付き合いとほぼ同じタイミングで一緒に暮らし始め、
お互い将来を考えるタイミングだったので、
「1年間一緒に暮らしてみて、その先どうするか決める」と大切な約束をし、
それを1年後に果たし、夫婦となられました。

一緒に暮らすようになってから増えていった、サウナやトレーニング、ショッピングなどの好きなモノやコト。
お仕事柄、お休みの日が一緒になることの方が珍しかったからこそ、
一緒に過ごす日が愛おしく、特別になっていったそうです。

おふたりの結婚式のポイントは
「みんなと過ごす時間」と「有限で儚いひと時」。

結婚式の中で大切にしたいこととして
「みんなと過ごす時間に価値がある」とお話ししてくださいました。
この言葉には、おふたりにとってさまざまな意味が込められており、
大切な人との時間を何よりも尊いものと考えられていました。

人の生涯や大切な人との時間は、長い目で見ると儚く感じられ、
「この時間がずっと続けば…」と願うもの。
ですが、人は人生や時間が有限であると知っているからこそ、
そのひと時をより大切に思えるのだと思います。

だからこそおふたりには、仲のいい人たち、久しぶりに会う人、家族…
そんな大切な人との時間を結婚式の中で大事にしていただきたいと思い、
泡のように繊細で儚いものの例えである「うたかた」と、
いつまでも記憶に残り続けるくらいキラッと輝かしい日になってほしいという願いを込めて、
コンセプトは 【うたかた煌り】 にしました。

  • 【乾杯酒「フェリスタス」】

    フェリスタスは、ボトルの中に金箔が舞うスパークリングワイン。
    グラスに注がれると、細やかな泡が立ちのぼり、煌めく金箔が美しく揺らめきます。

    おふたりが乾杯酒として選ばれたのは、まさに 「うたかた(泡)」と「煌り(輝き)」 という
    コンセプトを体現する一杯。

    はじける泡の儚さと、金箔の華やかな輝きが、
    この特別なひと時を象徴するように、祝宴の幕開けを彩りました。

  • 【新婦様へのサプライズ】

    誕生日が近かった新婦様へのサプライズについて、新郎様からご相談をいただきました。
    「新婦様がお花が好き」「友人もたくさんいるから、みんなでお祝いできたら…」という想いをお持ちだったため、
    ゲスト全員で創る「お花束」と、「これからの日常でお花を飾る花瓶」をご提案しました。

    ゲストの皆様には、花瓶にお好きな花を一輪ずつ挿し、さらに花瓶に絵の具でペイントを施していただきました。
    そして披露宴後半のお渡しの際に、新郎様が最後の一輪を挿して完成させ、新婦様へプレゼント。

    新郎様とゲストの皆様の想いが込められた、特別な贈り物となりました。

  • 【お手紙ラウンドと手紙を読む時間】

    コンセプトに込めた「儚いひと時の中に、輝かしい思い出を残すこと」という想い。
    その象徴として、手紙・贈呈・謝辞のあとに、おふたりがゲスト一人ひとりに宛てた手紙を配り歩き
    全員で一斉に手紙をお読みいただく時間を、結びのセレモニーとして組み込みました。

    大切な人との有限で儚い時間の中に、キラッと輝く瞬間を残す——
    その場面として、この時間が最もふさわしいと感じました。

    手紙を読んで喜びの笑顔を浮かべる人、感動で涙する人…。
    さまざまな表情が溢れ、感情が揺さぶられる、儚くも温かなひと時。

    まさに、コンセプトが形となった瞬間でした。

From

好川 智久

Tomohisa Yoshikawa

Editor & Director

  • [出身]奈良県橿原市
  • [好きなモノコト]
    推し活(中川翔子さん・WE3M)、ポケモン、焼肉

“なんで結婚式をしようと思ったんだろう?”
シンプルだけれど意外と難しいこの答えを一緒に見つけるところから全てが始まります
過去をふり返って、未来を想像する特別なこのタイミングに私が関わることができたら幸せです
ふたりにしかないその答え、大事にしたい想いや人のこと…
心の中にある声をぜひ聞かせてください